三丘温泉 割烹旅館三水園

三丘温泉三水園。
「え、こんなところに?」というような長閑な場所に、ぽつんとあります。
和風の古めかしい建物は、「隠れ宿」という言葉がぴったり。
宿選びの際、宿代が我が家の予算をオーバーしているので実は少々悩んだのですが。
ゴールデンウィーク中で殆どの宿が特別料金になっていることを思えばと、こちらに決めました。
通年同料金だったのです。

宿

到着時間が予定より遅れてしまい、恐縮する私たちに、女将さんは柔らかい笑顔を浮かべ、ただ旅の疲れを労って下さいました。
その応対がありがたいと同時に、宿への期待感が高まります。
部屋で一息入れると、
「どうぞゆっくりなさってください」
こちらの様子を見計らったかのようにお風呂へと案内して下さいました。

浴室は、小さな家族風呂が2つあるのみ。その内の一つを家族風呂にして下さるとのこと。
小さいながらもよくお手入れされ、見るからに清潔な浴室です。
それより何より、扉を開けた途端ぐっと来る独特の卵臭。心が飛び跳ねました。
そそくさと身体を洗い、湯船に身体を沈めます。
途端、疲れがすぅっと解け出して行く感じ。自然、ふぅ〜っと息が洩れました。
温泉は肌触りよくまろやかで適温。なんともいえない温泉です。一度浸かると上がり難いくらい。

難点があるとすれば、この温泉、いつでも自由に入れるわけではないこと。
どうやらお客が入る毎にお湯を入れ替えているらしく、入りたい時は宿の方に予め断らねばいけないのです。
おかげで、入る時は新鮮な温泉を楽しめるわけですが・・・。
とりあえず、朝湯を予約しておきました。

さっぱりして、部屋に戻りました。
このお部屋、二間続きとなっており、奥が寝室になっています。
のぞいてみると、既にふかふかのお布団が延べてありました。
部屋と部屋を繋ぐ入り口に扉はなく、代わりに和紙のロールカーテンが掛かっています。
隠し部屋みたいで楽しいです。
床の間には、あざみの花がさりげなく生けられていました。
窓から顔を出してみれば、よく手入れされたお庭だけでなく、どこか懐かしさを感じさせるなんとも風情ある眺めも楽しめます。

宿 宿

夕食は、部屋食。
料理は、出来たてを味わえます。流石、割烹旅館。
初めにお箸を運んだ胡麻豆腐にまずやられました。美味しい! 白胡麻のまったりとした香ばしさに思わず笑顔が浮かびました。

他にも、新鮮で歯ごたえのいい鯛のお刺身やスズキの生クリーム仕立てなど、和食とひと括りに出来ない創作料理がしずしずと運ばれてきます。
特筆すべきはトマトの一品。 とろりとしたあんの中にトマトが丸ごとひとつ沈んでいます。
中には鶏ミンチを使った詰め物。一口食べて、あまりの美味しさに驚きました。 トマトの味が濃いのです。
それを引き立てるように、全体に薄味に仕立ててあります。 こんな美味しい温トマトは、これまで食べたことがありません。
連れは火の入ったトマトが苦手なので、出てきた時には心配したのですが。
驚いたことに、これには「美味しい」と頬をほころばせ、完食してしまいました。・・・・・・残念。

宿 宿 宿 宿

その後も、雉鍋、茶碗蒸し、豆ご飯と運ばれてくるお料理たち。
ひとつひとつがどれも見た目に美しく、上品な味付け。 質、量ともに、大満足でした。
あ。上の写真のアイスですが、勿論、デザートは最後に運ばれてきました。

一夜明けて。
朝食は、下の階の喫茶室で美味しくいただきました。
でも、夕べと比べると、なんとなくおもてなしの雰囲気に温度差が・・・・・・気のせいでしょうか。
ちょっぴり淋しい気持ちになりました。
 

(2004年5月)

三丘温泉 割烹旅館三水園

住所 山口県熊毛郡熊毛町小松原
宿泊 1泊2食:15000円〜
日帰り 5000円〜(会席)要予約
泉質 含弱放射能−アルカリ性単純硫黄泉
泉温/湧出量 34℃
PH他 ?
詳細  

わんこの満足度

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わんこの隠れ家温泉でまったり