越後長野温泉 嵐渓荘

越後長野温泉嵐渓荘は、川のせせらぎをまとい、緑にとけこむように建つお宿。
つり橋を渡れば、歩を進める毎にどこか懐かしい風景が近づいてきます。

宿

嵐渓荘には、全室B/T付で設備の整った渓流館、重厚で趣のある緑風館、木造平屋のりんどう館と 造りの違う3つの館があります。
中でも緑風館は、昭和初期の料亭を移築したという国登録有形文化財に登録された建物。
今回の目的は、木造本館であるその緑風館です。

宿 宿

案内された3階のお部屋の窓からは、水車や炭焼き小屋が見えました。
外観ばかりではなく、中からの眺めもよくて心から落ち着ける佇まいです。
部屋に洗面台やトイレはついていませんでしたが、特に不便には思いませんでした。

ここは、色々な意味でセンスのいいお宿です。
まず、宿全体のトーンが統一されています。 方向性がはっきりしている感じ。
「訪れた人にとって居心地の良い空間を」
そんな気持ちが伝わってくるようです。

浴室は、内湯・露天のある大浴場の他に、木の香かおるレトロでモダンな浴室、山の湯があります。
山の湯には、深湯と石湯があり、時間帯によって男湯と女湯が入れ替わります。
18:30から貸し切り家族風呂になるというので、フロントに予約を入れておき、まずは大浴場に向かいました。

宿

湯は、無色透明。匂いは感じられません。
塩分が強いとのことでしたが、湯あたりはまろやかでした。
この大浴場、24時間入浴可とのことでした。

この湯、浸かる分にはそれほど際立った特徴を感じなかったのですが。
美味しいです。
湯上りに一息つけるよう、ロビーの一角にスペースが設けてあるのですが、そこの火鉢には常に源泉を満たした鉄釜が かかっていて、誰でも自由に源泉をいただけるようになっていました。
柄杓と湯呑み、それから、サイコロ状に切り分けた芋羊羹を添えて。
心憎い演出です。
この芋羊羹がまたこの塩味の効いた温泉にぴったりで。 すっかり飲泉が気に入ってしまいました。

宿 宿

ふと目をやれば、傍らに幾冊かの本が並んでいました。
思わず手にとってみた一冊、
『ここにいるよ(神岡学・衣絵著)』
ほっこり癒されました。

宿

食事は部屋食。
次々に運ばれてくるお料理は、どれも手間がかかっていて、しかも作りたて。
特に山菜が嬉しかったです。
田舎でよく食べた食材は懐かしくもありますが、上品な味付けに感動しました。

食事

お刺身は最後の一切れまで冷たくいただけるよう、さりげなく工夫され、焼きものは焼き立てを、 天ぷらも勿論、揚げたてが運ばれてきます。

食事

左上の写真。黒いのは石です。
石が出されたわけでは勿論なくて。
石焼の牛肉が供されたのですが・・・胃と口中を刺激する香ばしい匂いを放ち、ジュウジュウと、 いい音を立てて運ばれたそれを、気付けば一切れも残さず食べてしまっていました。
まさに、「あっ」という間。
柔らかでジューシーで・・・・・・我を忘れるほど美味だったという、まあ証拠写真かも。
炊き立てのつやつや真っ白ご飯も、「流石、新潟!」と唸るくらい美味しかったです。

食後は休憩ののち、フロントへ向かいました。
予約してあった山の湯の鍵を受け取るためです。
ここで、鍵と一緒に差し出されたのはストップウォッチ。
意外な物の出現にびっくり。
割り当て時間がしっかりと決まっていて、フロントからもうスタートなのでした。
刻々と減りつづけるデジタル数字に、自然早足に。タイムトライアル?

山の湯 深湯の戸を開けると、脱衣所からもう素敵な空間。
決して広くはないのですが、それがまた魅力です。 こんな貸切風呂は初めてで、心が浮き立ちました。

宿 宿

湯船は深く、立ったまま浸かっていられます。
いい感じに圧がかかって、これがなんとも気持ちよかったです。すっかり気に入ってしまいました。
でも、あまり長湯もしていられません。
こうしている間にも、ストップウォッチは無常に時を刻んでいるのです。
幸い朝の時間帯、深湯は女風呂になります。早起きしてゆっくりじっくり楽しむことにしました。

布団を延べる際に、さりげなく冷水ポットの差し入れが。
きんと冷えた天然水でした。これが湯上りの喉にたまりません。最上のサービスだと思いました。

朝食

一夜明けて、嵐渓荘の朝食。
こちらもお部屋でいただきます。
温泉で炊かれたおかゆが絶品でした。
夫も、「こういうのが食べたかった」と大喜び。
出された料理の素材のみを、ただ紙に羅列したなら、きっと内容は他の宿と大差ないのでしょう。
でも、明らかに大きく違いました。
こだわりがあるかないか。
優しい味わいのおかゆに頬を緩めつつ、宿としての質の高さを改めて感じました。
また是非訪れたいお宿です。

(2003年4月)


2006年9月に再訪しました。お部屋は渓流館です。

宿 宿

部屋の中に、天然水の蛇口が!
山の清水が好きな時に好きなだけいただけます。

夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食

夕食です。今回は、お肉の写真を忘れませんでしたとも。

朝食 朝食 朝食

朝食はこんな感じ。今回も湯に食事に大満足でした!

越後長野温泉 妙湶和樂 嵐渓荘

住所 新潟県南蒲原郡下田村長野
宿泊料金
(当時)
一泊二食付12,750円
日帰り入浴 1000円〜
泉質 ナトリウム−塩化物冷鉱泉(高張性 中性 冷鉱泉)
泉温/湧出量 15.5℃ 21g/分
PH他 PH7.41
宿泊情報
(外部リンク)
じゃらん るるぶトラベル

わんこの満足度

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わんこの隠れ家温泉でまったり