壁湯天然洞窟温泉 旅館 福元屋

大分県九重町にある、壁湯温泉 福元屋さん。
緑に溶け込むようにして建つ、しっとりとした風情あるお宿です。
以前、旅の途中で偶然GETしたこの宿のパンフレットを見てから、 もうずっとずっと行ってみたくて。
お休みが取れたので、遠いけど思い切って予約してみました。
今回の旅の目的は、この旅館と言ってもいいかも。
洞窟風呂に、お料理に、レトロな館内・・・
行く前から期待に胸が膨らみすぎるほど膨らんでエライことに。

入り口

念願のお宿に到着。
もうアプローチからどきどきです。興奮する〜!!
玄関先には、見慣れた提灯も。
福元屋さんは、日本秘湯を守る会の加盟宿でもあるのです。

部屋 部屋

客室は9室のみとのこと。とても静かです。
通されたお部屋も、民芸調の設えでしっとり落ち着いた雰囲気。
窓からは緑が迫ってくるよう。癒されます。
案内してくださったスタッフさんの説明を聞いていると、 彼女自身ここの温泉が大好きなのだと伝わってきて、なんだかニマニマしちゃいました。

お茶 お茶請け

泊まったお部屋は、金庫・テレビ・ミニ冷蔵庫あり。トイレは共同。
あとは浴衣とタオル・歯みがき、それに露天風呂用に女性用湯着が用意されていました。
あ、タオル等が入った温泉バッグが便利で嬉しかったです。
そして、お茶請けは手作り!しかも美味しくて感激しました。

温泉水

それと、冷たく冷やした温泉水のサービスが。
こういうのありがたいです。

温泉

壁湯温泉は、300年以上前から自噴しているのだそう。
それをかけ流しにして使っておられます。
とんでもない湯量ですね。
メインの洞窟風呂は、39℃とぬるめで温泉だけで言うとすっごく私好み。
ただ・・・私の大の苦手の混浴だったりします。
無色透明な温泉なので、尚ハードル高いです。
宿泊客用の湯着は、厚いタオル地のワンピースタイプなのですが。

う〜ん。
湯着を着ても、やっぱりハードル高い。
遠目に見ても、結構人がいる上にほぼ男性客。
洞窟風呂自体は、自然の中に溶け込んでいてすっごいすっごい魅力的なんですが。
外来客の多い明るい時間帯は、行ってみる勇気が出ませんでした。
仕方がないこととはいえ、やっぱり残念。

温泉 温泉

気を取り直して、別棟にある「切り出しの湯」に行ってみました。
こちらの入浴時間は、6時から23時とのこと。
貸し切りの浴室になるのですが、予約は必要なくて、空いていれば自由に入れます。
丁度、空いていてよかったー。
木造の湯小屋に、石の浴槽がでんとある素朴な浴室でした。
浴槽に使われている石は、館主自ら切り出したのだそうです!
なんか味がある〜。
温泉は加温されていて、湯は熱めでした。

温泉

「切り出しの湯」を後にして。
迷いましたが、やっぱり混浴に行く勇気が出ず、今度は女性専用の洞窟風呂に行ってみました。
こちら、先代がのみで手掘りしたんだそう(!)
女性が時間帯を気にせず入れるのは、ここだけとなるのですが・・・。
うん。
狭くて暗くて・・・面白いです。
「しっとり落ち着く」とか、「風情がある」とか言うんじゃなくて。こう、なんというか。
1人きりだったこともあったんでしょうが、だんだんと何かの修行(瞑想?)してるみたいな気分に。
いっそ、灯りをろうそく1本にして「瞑想風呂」なんていかがでしょうか。
・・・それはさておき。
ここでは加温していない源泉そのままの温泉をじっくり楽しめたのでした。

夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食 夕食

夕食は18時か18時半から。1階の食事処でいただきます。
ごはんは、おひつを開けた途端、香ばしい香りがしました。
使っているお米は、自家栽培の香り米「壁湯福米」と「ひとめぼれ」を一緒に作付けしたものだそうで、 都度精米しているとか。
こだわっているだけあって、本当に美味しいごはんです!
あと、飲料水や料理に使っているお水も全て温泉水を利用していたりとか、随所にこだわりを感じました。
お料理も、素材の良さが際立っていたように思います。
メインのお肉やお魚だけでなく、刺身こんにゃく、山芋の茶わん蒸しや豆腐の味が濃厚な白和え、そばがきのあんかけなどひとつひとつのお料理に感激しました。
すっごく美味しかったです。ごちそうさまでした。

食事は、ランクアップすると馬刺しが付くコースもあるみたい。
ちょっと気になりました。

温泉

就寝前の一風呂は、「隠り国の湯」へ。
こちら、作家の森まゆみさんが名付けたのだそうです。
入浴時間は6時から23時。やはり貸し切り湯で、空いていれば自由に入れます。
入ってみれば、すっごく風情のある湯屋です。蔵に使われていた石を使って作られたそうです。
灯りの使い方が絶妙。落ち着くし、すごく気に入っちゃいました。
湯温も熱すぎず、いい温度。
沸かしてないと尚いいのだけど、人それぞれ好みがあるので夏でも沸かすんだそうです。
(ちょっと残念)
などと考えながら、湯上りに浴室前のマッサージチェアでリラックスしました。
黒光りする廊下とか。聞こえてくるカジカガエルの鳴き声とか。
なんかもう、極楽、極楽。

朝食 朝食 朝食 朝食

ぐっすり気持ちよく眠った翌朝。
朝食は7時半から8時半くらいまで。これも1階の食事処でいただきます。
籠に入ったお膳が可愛い。内容も健康的。ごはんが進みます。
冷奴のお豆腐は、地元で有名なお豆腐屋さんのものなんだそうです。
柚子とお酢を使った卯の花は、上品で初めての味でした。
それと。
牛乳が美味しい!ヨーグルトも。
本当美味しかったです。ごちそうさまでした。

温泉

朝食後、もう何度目かの勇気を振り絞って、洞窟風呂へ向かいました。
やっぱり先客が・・・と思いきや、なんと女性グループが陣取っていました。
うん、女性しかいません。
「今なら大丈夫よー」
とありがたくもお声かけいただいて、すっ飛んでいきました。

「お邪魔します」
胸を高鳴らせながら、念願の洞窟風呂に足を踏み入れます。
温泉はなめらかで肌触り最高。指でこするとちょっと抵抗がある感じの湯です。
足元から湧いてくる温泉に、
「これが壁湯温泉!」
と感激ひとしおでした。
緑きらめく景色を眺め、川のせせらぎを聴きながらの入浴は素晴らしいのひとこと。
足元に大きな岩がごろごろ。岩と岩の間にはきれいな砂が溜まっていたり。
もうとにかく気持ちよくて、いつまでだって入っていられそうでした。

今思っても、この洞窟風呂に入れないまま帰ったら、きっとずっと後悔していたと思います。
おかげさまで、最後の最後に極上のひとときを過ごせました。
お姉さま方、本当に本当にありがとうございました!!

休憩 コーヒー

名残惜しくも、チェックアウトの時間が近づいてきました。
出立前にはコーヒーのサービスが。嬉しいです。
風情あるロビーでいただくコーヒーは、とても美味しかったです。
ごちそうさまでした。

福元屋さん。
「遠かったけど、来て良かったー」
と心から思えるお宿でした。
豊富な湯量の美しくなめらかな温泉だとか、周囲の自然に溶け込んだ感じとか。
他にも、随所におもてなしの気持ちやこだわりを感じましたし、 期待を裏切らないとってもとっても素敵なお宿でした。

女性用の湯着ですが、宿泊者専用で、日帰り入浴の方には貸出しをされていないとのこと。
日帰りの入浴料金を考えると、それも仕方ないですよね。
でも、バスタオルを巻いて入っていいそうです。
あ、あと、日帰りの場合は、宿の駐車場ではなく道路をはさんだお向かいの共同駐車場を利用しないといけないみたいです。

(2011年5月)

壁湯天然洞窟温泉 旅館 福元屋

住所 大分県玖珠郡九重町大字町田
宿泊 一泊二食付税込11,700円(宿泊時)
日帰り料金 【大人】300円【子供】150円
営業時間 9:00〜21:00 不定休
泉質 源泉名 旅館福元屋
単純温泉
弱アルカリ性・低張性・温泉
泉温/湧出量他 36.6℃ 自然湧出
PH他 PH7.9 密度0.9984g/cm3(20℃)
蒸発残留物0.276g/kg(110℃)
ラドン3.4×10-10ci/kg(12.6Bq/kg) 成分総計0.326g
宿泊情報
(外部リンク)
じゃらん  

【わんこの満足度】  ・・・ ※満足度について
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