湯の峰温泉 民宿あづまや荘

「熊野古道を歩きたい」
ふいにそんな気分が高まって、夫婦で出かけた近いようで遠い和歌山県。
一泊目の希望は、以前からずっとずっと行きたいと思っていた湯の峰温泉にあるあづまやさんです。
日本秘湯を守る会会員の宿でもある本館の旅館あづまやと民宿あづまや荘があると知り、 どちらにしようか悩んだ末、お財布にやさしい民宿あづまや荘にお邪魔することにしました。

湯の峰温泉の温泉街に入って、「さて、お宿はどこ?」ときょろきょろ。
本館の旅館あづまやが先に目に入り、フロントで民宿の場所を訊ねました。
なんとなく隣接していると思っていたのですが、 本館から更に温泉街の奥へ、50mくらい進んだところにあるとのこと。
上の写真の右側が民宿あづまや荘、左奥が旅館あづまやです。
本館と民宿の駐車場は共同のようでしたが、民宿はその駐車場のお隣。荷物を抱えて歩かずにすみ、便利でした。

通されたお部屋はこんな感じ。民宿ということで質素ではありますが、 どこか懐かしい雰囲気でのんびり寛げました。

思いがけず、お部屋に洗面台がついていたのが嬉しかったです。トイレは共同でした。

一服してから、温泉街をお散歩することに。 一番のお目当ては、有名なつぼ湯です。
でも、このつぼ湯、公衆浴場の受付で予約するのですが、やはりすごい人気で2時間待ちはざらなのだそう。
場所は、本館の真ん前。
あづまや荘のご主人によると、この日は温泉街全体で宿泊客が多いそう。
競争率は、相当高いだろうとのことでした。
「もし行ってダメだったら、そのまま本館のお風呂に入ってくるといいよ」
なんともありがたいお言葉。
そう、民宿あづまや荘に宿泊すると、本館のお風呂にも入れちゃうのでした。(※本館休館日等利用出来ない時もあるそう)
残念ながら、この日のつぼ湯は断念。どきどきしながらあづまや本館のお風呂にお邪魔しました。
こちらもすごい混雑ぶり。狭い方の浴室だったせいもあり、早々に茹ってしまいました。
折角の機会だったのに、落ち着いて温泉を堪能できなくて残念でした。

宿に戻って、さて、あづまや荘の温泉です。
浴室は、内湯が男女各1つ。浴槽の入れ替わりはありませんでした。
入浴は、チェックインから翌朝の9時までOKとのこと。
こじんまりとした浴室で、一度に3人も入れば窮屈に感じるかも。
でも、こちらの温泉は水で埋めずに源泉がそのままかけ流しなのだとか。
湯口から注がれている温泉は透明なのですが、浴槽の中では濁って見えます。すごく綺麗な温泉でした。
入ってみれば、つるりと滑らかな肌触り。
私には湯温が少し熱めで、しかもすごく温まるので長湯は出来なかったのですが、 めちゃ気に入りました。
湯口には湯のみが。ゆで玉子風味で飲んでも美味しいです。

設備的には、女湯はカランが1つだけで、しかもその調子が悪かったのでちょっぴり困りました。
本館で髪を洗っておけばよかったと後悔。
脱衣所にドライヤーがなかったことにも焦りましたが、各階の共同の洗面所に置いてあって助かりました。
でも、それぞれ1個づつしかないので、混んでいる時だと不便かもです。

食事は、朝夕とも1階の食堂でいただきます。お座敷です。
夕食は18時頃から、朝は7時頃から希望時間をご相談という形。
夕食は、お膳にセットされているタイプで、他、茶わん蒸しや陶板焼きがついていました。
鹿肉のたたきは、もみじおろしとジュレ状のたれでいただきます。これが美味!
この料金で満足のいく内容でした。
写真がありませんが、ごはんが黄色っぽいのは、温泉で炊いているからだそうです。
不思議と硫黄の匂いは感じられず、美味しくいただきました。

食後、再度宿の温泉を堪能してからお布団へ。 あ、布団敷きはセルフでした。
あづまや荘さんでちょっと残念だったのが、このお布団。
薄いんです。「これぞせんべい布団!」という感じ。
でも、温泉が効いたのか、横になってすぐ爆睡していました。気付けば朝。すっきり快眠でした。

一夜明けて、朝食は期待通り温泉粥!しかも梅干しが美味しいー!流石、和歌山です。
湯豆腐といい、味噌汁といい、お豆腐も美味しかったです。
おかわりにご飯もいただいて、朝からがっつり食しました。ごちそうさまでした。

朝、リベンジとばかりにつぼ湯の予約に出かける私の背に、宿のご主人から、
「ダメだったら、本館のお風呂に入れるからね」
優しいお言葉がかかりました。
・・・数分後、またまた、本館のお風呂にお邪魔することに。
ラッキーなことに、浴室は大浴場の方で、しかも丁度誰もいなくて貸切状態でした。
つぼ湯には入れなかったけれど、これはこれですんごい贅沢!なんだか朝からもうどきどき興奮状態でした。
その旅館あづまやについては、長くなるので別ページにて。

宿に戻ってからは、仕上げとばかりに再度浴室へ。
丁度、先客と入れ違いになり、こちらも貸切状態になりました。 しかも、前夜より湯温が下がっていて、長湯可能です。
本館は本館で、浴室の雰囲気がとっても素敵で温泉も素晴らしかったのですが、 温泉だけで言うならこちらの方が好みかも。
茹であがり一歩手前まで、極上のお湯を堪能しました。

旅館あづまやの方にお聞きしたところ、本館の源泉は環湯といって、山手で湧いているのだそう。
民宿の温泉と公衆浴場の源泉は金比羅湯。(とお聞きしたのですが、公衆浴場はもしかしたら違うのかも??)
つぼ湯はまた独自の源泉で、何メートルもある深さの泉源に石や砂を敷き詰めて、 入れるようにしているのだとか。なので、足元から源泉が湧いてくるのだそうです。
そんなお話をお聞きすると・・・
ついさっきまで、つぼ湯をすっぱりあきらめられていた筈が、またむくむくと欲が湧いて来たりして。
振り返ってみれば、公衆浴場にも入っていないし、温泉玉子も作っていません・・・。
他にも気になるお宿があったりして、湯の峰温泉、玉子1パック片手に再訪しなければと強く思いました。その際には、リベンジしたいです、つぼ湯。

(2014.3月)

湯の峰温泉 民宿あづまや荘

住所 和歌山県田辺市本宮町湯の峰
宿泊 一泊二食付8,550円〜
日帰り 大人600円 3歳〜小学生400円
泉質 源泉名:金比羅湯
含硫黄−ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物温泉
中性・低張性・高温泉
泉温 80.3℃ 自然湧出
PH他 PH7.1 密度0.9993g/cm3(20.3℃/4℃)
蒸発残留物1.215g/kg(130℃)成分総計1.581g/kg
宿泊情報
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